2017年2月26日日曜日

この車から クルマが変わります

”最近のクルマは面白くないね”という声を聞くことがあります。
私はへそ曲がりですのでそう言われると
「そんなことないですよ」といって屁理屈をこねたりします。
でも、今日は最近のクルマは面白くない”という立場で演説をぶってみたいと思いますのでお付き合いください。
また、私のいうことは日によって変わりますので戯言と思ってお読みください。
では、いつくらいのクルマなら面白いのか?

やはりこの辺りくらいまでじゃないですか!

スカイラインGT-R BNR32
1989年8月デビュー!!


この年の10月にもうひとつエポックメイキングなクルマがデビューしましたよね

初代セルシオ
”この車から クルマが変わります”

このキャッチコピーに偽りはなかった!
当時、友人の叔父さんがクラウンから乗り換えて乗せてもらったのですが
そりゃ驚きました。
タイヤのロードノイズ以外は音がしないんですから(;゚Д゚)!
セルシオがデビューした頃のクラウンは130系でした。
クラウンもモデルチェンジするたびに進化してきましたが
セルシオはパラダイムを変えてしまった!!


翌1990年9月にもう1台すごいクルマがデビューしました

ホンダNSX

和製スーパーカー


この3台はクルマはあることを成し遂げたと思いいます。

それは

”欧州車を超えた!”


GT-Rはポルシェ911を

セルシオはベンツを

NSXはフェラーリを

性能面において超えてしまった!

欧州車は日本車とは自動車への文化の厚みが違うとか
感性に訴えかけるものがある等の意見も聞くこともありますが
数値化できる”性能”においては超えてしまった。


戦後、日本の自動車産業は欧州車に追いつけ追い越せでやってきたと私は考えています。

私が車に興味を持ち始めた中学生の頃(80年代半ば)自動車雑誌を見るといつも欧州車と比較していました。
そして、どれくらい欧州車のレベルに近づけたが車の善し悪しの指標になっていました。

でも、この3台の登場で日本車は目標を達成してしまった。

次の指標が立てられず今日まできているような印象があります。



他にも面白くなくなった理由とした

90年頃に車の性能が先進国の道路事情と人間の身体能力で制御できる範囲を超えてしまった。
それまでは技術の進歩はそのまま車の”走り”に関する性能の進歩でしたが、
これ以降は”走り”に関する進歩は必要なくなり
車の進歩は事故回避・疲労軽減等のドライビング・アシストに移行していった。

その他にも

グローバリズム




等あるのかもしれませんが、
日本車が面白くなくなったのは目標を失ってしまったのが大きと思います。


一つ興味深い(?)お話をさせて頂きます


トヨタは初代セルシオのデビューの2年後の1991年10月にびっくりするような上級セダンを発表しました((((;゚Д゚))))

初代アリスト!!
このデザインというかパッケージングには当時、度肝を抜かれました!

これまでの日本のセダンといえば
クサビ型のボディの上に富士山型のキャビンと”決まっていました”


当時の雑誌によるとアリストは世界最速セダンを謳って
ベンツのAMG等とタメを張れるクルマを目指して作られたそうです。

いくらビッグパワー・トルクを誇る2JZ-GTとはいえ僅か3リッターの排気量で欧州の強豪たちと高速域で張り合うためには空力特性を向上させる必要があります。

4ドアでもカリーナEDのように車高を低くすれば
前面投影面積が減らせるので空力はよくなるでしょうが
居住性は犠牲になりす。

居住性を無視して世界最速セダンもあったものではありませんし
それではあまりに芸がありません

そこで生み出されたのがこのロングキャビン・ハイデッキスタイル
ルーフを長くしてお尻を上げて整流効果を狙ったそうです。
この形により後部座席の居住性と荷室の広さも確保しました

それでいて、この流麗なスタイル!!

今までの日本のセダンというより
日本の車とは一線を画すデザイン・パッケージング

流石
ジョルジェット・ジウジアーロ


居住性・空力・スタイリングを破綻なく高次元で成立させてしまう!!

これこそ


”Gの美学”


そしてこれ以降

レクサス・オーナーの皆様はお怒りになると思いますが
レクサスブランドで売り出される4ドアセダンのデザイン・パッケージング
アリストの焼き直しでしかない!!

というか、パッケージングは同じで表皮のデザインを変えているだけ。
技術は年々進歩して性能は上がっているでしょうが
初代セルシオ・アリストのような”志”は感じられません。

皆さんはどう思いますか?

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